子犬のしつけ





ドッグアドバイザーの遠藤ユキオです。




犬のしつけが大事なのは分かるけど、いつから始めればいいの?という質問をされる飼い主さんは非常に多いです。




犬のしつけは色々ありますが、今回はまず最初にやっておくべき4つのしつけを分かりやすくご紹介します。



犬のしつけは生後2~3ヵ月から





犬のしつけは生後2~3ヵ月くらいから始めましょう。




なるべく早いほうがいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、2~3ヵ月よりも早い段階だと、子犬の脳がまだ十分に発達していないため、しつけをしても理解してくれません。




また犬種や犬の性格にもよるため3ヵ月は様子を見たほうがいいかもしれません。




気になるようでしたら、かかりつけの獣医さんに聞いてみましょう。




例外は名前を覚えさせるのと、トイレです。




これは子犬の成長に関係なく、家に迎え入れたら真っ先に覚えさせたほうがいいです。



犬のしつけは成長段階に応じてゆっくりと行う





犬のしつけは成長段階に応じて行い、社会性をしっかりと身に付けましょう。




犬の成長段階はおおまかに5段階に分かれています。




新生児期:生後0~2週
移行期:生後2~3週
社会化期:生後3~12週
若年期:12週~性成熟
成熟期:性成熟~生涯



(性成熟とは生殖可能になる段階で大体1年以内にこの状態に移行しますが、訪れる時期は犬ごとの個体差があります。)




犬の生後2~3ヵ月くらいは社会化期の後半にあたり、犬にとってもっとも重要な学習期です。




この時期に基本的なしつけを身に着けることで、後のしつけもスムーズに行えるでしょう。




まずは家の中のルールを覚えてもらい、家の外でのルールはあとからでもいいです。




一度にたくさんのことを覚えさせようとすると、犬は混乱してしまいます。




焦らずゆっくりと行いましょう。



真っ先に覚えさせるべき4つの犬のしつけ





しつけの種類はたくさんありますが、今回は真っ先に覚えさせるべきしつけを解説します。



一番最初は犬に名前を覚えてもらおう





犬を家に迎えたらまず名前を覚えてもらいましょう。




これは一番簡単なしつけで、一度決めた名前で犬を呼んで会話をするだけでいいです。




例えば、犬の名前が「ソラ」なら普段の会話で「ソラ」と呼び続けましょう。




ここでの注意点は呼び方を色々と変えないことです。




例えば、「ソラちゃん」「ソラくん」「ソーちゃん」など、呼び方をコロコロと変えてしまうと、
犬はなかなか名前を覚えてくれません。




なので、名前の呼び方は必ず一つのものにしましょう。




同様に家族の名前や、ハウスなどの呼び方も変えると覚えづらくなってしまうので、
犬の前で会話する時はなるべく呼び方を統一するといいです。




もし犬の名前を呼んで反応してくれたら、なでたりして褒めてあげましょう。




そうすることで、「名前に反応する=褒めてもらえる」と学習してしっかりと名前を憶えてくれます。



犬のしつけの基本、アイコンタクト





アイコンタクトとは犬としっかりと目を合わせながら接することです。




アイコンタクトはしつけを行う際の基本といえます。




基本的に他のしつけを行う時も犬の目を見ながら行いましょう。




日常的に目を合わせて犬と接することを意識するといいでしょう。




アイコンタクトは子犬なら、比較的簡単に身に着けることができるしつけと言えます。



犬のしつけはアイコンタクトが大事!犬の目を見る重要性とは?





犬と自然に触れ合う、ボディコントロール





ボディコントロールとは飼い主が犬の体に触れても嫌がらないようにするしつけです。




ボディコントロールを覚えさせないと、日常的に行うブラッシングなどの犬の体のケアが難しくなるし、他人に対して吠えたりするような迷惑行為にも繋がってしまいます。




子犬のころはまだ警戒心が薄いため、ボディコントロールは覚えさせやすいしつけです。




犬が嫌がらないところをなでたりして、ボディコントロールを自然に身に付けさせていきましょう。



重要だけど難しいトイレのしつけ





トイレのしつけは、人と犬がともに暮らしていくうえでとても重要ですが、同時にとても難しいしつけでもあります。




なぜかというと、トイレは犬がしたいときにしか教えられないからです。




トイレのしつけはここでは長くなってしまうので、また別の記事で解説していますので、そちらをご覧ください。



犬のトイレのしつけは難しい?押さえるべき6つのポイント






以上が早い段階で覚えさせるべきしつけになりますが、子犬をしつける際に注意するポイントがあります。



犬のしつけの際に気を付けるべき3つのポイント




しつけの時間はなるべく短く、長時間はNG





子犬は集中力がなく、あまり長続きしないので、長時間のしつけは効果が薄いです。




子犬のしつけは一日一回、数分のしつけで充分です。




大事なのはこれを毎日継続することです。



愛情をもってしつけをしよう





しつけで大事なのは、常に愛情をもって犬と接することです。




親犬から離れて人の家にやってきた子犬は、不安な気持ちでいる場合が多いです。




そんな時に厳しくしたら、ただでさえ不安な気持ちが更に不安定になってしまいます。




逆に愛情を注ぎながら接すれば、犬は教えられたことをスムーズに覚えていきます。



暴力を振るうのは絶対にやめよう!





犬に対して暴力を振るってしつけをするのは絶対に厳禁です。




叩くフリをするのもダメです。




暴力は犬の心を傷つけるだけでしつけにはならないことを、絶対に忘れないでください。



まとめ





しつけにおいて一番重要なのは犬との信頼関係を築くことです。




しつけと言っても緊張したり、気を張り詰めながらやってはいけません。




飼い主が緊張してると、犬は敏感に飼い主の心を感じ取ってしまいます。




しつけは犬に愛情を注ぎながら、焦らずゆっくりと行いましょう。



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遠藤ユキオでした。