犬アイコンタクト





ドッグアドバイザー、遠藤ユキオです。




犬の目はクリっとしてとても綺麗ですよね。




無意識に犬の目を見つめている人も多いと思いますが、それはアイコンタクトと言い、犬のしつけの基本中の基本と言われるくらいとても大事な行為です。




今回はそんなアイコンタクトについて説明していきたいと思います。



犬のしつけの基本アイコンタクトの重要性とは





アイコンタクトとはコミュニケーションをする際にお互いの目を見ることです。




人間同士でも会話する時に相手から目を逸らしてたらおかしいですよね?




目を逸らして会話していたら、相手を信頼していない、後ろめたいことがある、と思われても仕方がありません。




これは人と犬も同じで、犬とコミュニケーションを行う際は、しっかりと犬と目を合わせることが重要です。




犬のしつけにおけるアイコンタクトは単純にしつけをする時に犬の目を見るというだけでなく、犬の名前を呼んだら犬が飼い主に注目するようにしつける、という意味も含まれます。




犬が飼い主以外に注意を向けている状態でしつけを行うことは絶対にできません。




飼い主が犬を呼び、犬が飼い主に注目して、お互いに目をみつめあうことで初めてしつけのスタートラインに立ちます。




アイコンタクトがしつけの基本と言われてるのはこういった理由からなのです。



犬にアイコンタクトをしつけると役に立つ状況





アイコンタクトを犬にしつける意味をもっと深掘りしていきましょう。



飼い主と犬の信頼関係を深める





互いの目を見つめるという行為は信頼関係を生みます。




人が犬の目を見ることは誰でもできますが、犬は信頼している人の目しか見ません。




日ごろからお互いの目を見つめることで、信頼関係をより深めることができるでしょう。



犬が興奮しすぎた時に鎮める





犬は遊んでいるとどんどん興奮していき、歯止めがきかなくなる時があります。




そのままにしておくと、興奮しすぎて人に噛みついたり、家具を壊してしまうかもしれません。




そんな時に犬の名前を呼んで、飼い主に注目させれば興奮を鎮めることができます。



犬が危険な行動をしそうな時に止める





場所にもよりますが街中は人や車が多く、危険も多いです。




また、他の散歩してる犬に会うこともあるでしょう。




散歩中にそういった場所を歩く場合は、アイコンタクトがしっかりできてると、いつでも犬を止めることができて安心です。



アイコンタクトを犬にしつける方法





ここでのアイコンタクトとは、「飼い主が犬の名前を呼んだら、犬が飼い主に注目する」というしつけのことです。




犬の目を見つめるアイコンタクトは日常的に意識して行いましょう。



ステップ1、犬に自分の名前を覚えさせる





まず、名前を犬に自分の名前を覚えさせましょう。




犬が家に来たら真っ先に名前を考えると思いますが、その決めた名前を普段の生活の中で犬に呼びかけていくだけです。




ごはんの前や、散歩に行く時など、犬が喜ぶ時に名前を呼んであげるとより効果的です。



ステップ2、犬の意識が別に行ってる時に名前を呼ぶ





犬が自分の名前を覚えたら、今度は犬の意識が別の場所に向いてる状況で名前を呼んで反応するようにしつけてみましょう。




ドッグフード一粒でいいのでおやつを用意して、握りしめたまま犬の前にもっていきます。




当然犬はおやつを持った手を凝視しますが、この時に犬の名前を呼びます。




犬がおやつから飼い主に視線を移してくれたら、すかさずおやつをあげてほめてあげましょう。




何度も繰り返して、ほぼ確実にできるようになれば上出来です。



ステップ3、色んな状況で名前を呼んでみる





ステップ2までマスターしたら、今度は色んな状況で犬の名前を呼んで反応するようにしつけましょう。




アイコンタクトはどんな状況でも犬の名前を呼んだら反応してくれることに意味があります。




犬から距離がある状況や、犬が背中を向けている状況で名前を呼んであげましょう。




反応したら、もうおやつはあげなくてもいいので言葉でほめてあげましょう。




出来るようになったら、その他思いつく限りの色んな状況で試してみましょう。




犬がおもちゃで遊んでる時や、散歩中などの状況ならより実践的な訓練になります。




ほぼ完璧にできるようになったら、しつけ完了です。



アイコンタクトを犬にしつける際のポイント





アイコンタクトは簡単なしつけですが、注意する点もいくつかあります。



しつこく連続でやらない





アイコンタクトの訓練は日常の色んな状況で行えます。




だからといってしつこいくらい連続で名前を呼んだりするのはやめましょう。




犬の集中力は短く、しつけの訓練は数分程度の短時間で行うのが基本です。



無理矢理視線を合わせない





犬が嫌がってるのに無理やり視線を合わせるのはやめましょう。




犬が目を合わせてくれないのは、まだ信頼関係がそこまで築けていない状態です。




下手をすると嫌われてる、怖がられてる可能性もあります。




普段の生活で自分が犬のことを愛してるということを伝える努力をしましょう。




こればかりは感情的なものなので少しずつ歩み寄るしかありません。



呼ぶ名前は統一する





名前の呼び方をコロコロ変えると犬が混乱しますのでやめましょう。




例えば犬の名前が「シロ」なら「シロ」とだけ呼びましょう。




「シロちゃん」「シロくん」などは禁止です。



できなくても怒らない





もししつけがうまく行かなくても犬を叱りつけてはいけません。




犬のしつけは「ほめて伸ばす」のが基本です。




叱っても犬を傷つけるだけで悪影響しかないと考えてください。




特に名前を呼びながら怒ると、自分の名前を呼ばれること自体に恐怖を覚えてしまう可能性があるので絶対に厳禁です!



まとめ





アイコンタクトはしつけの基本です。




これを覚えないとしつけは始まりませんので、絶対覚えさせましょう。




それに、犬が自分の目を信頼をもって見つめ返してくれるというのは、飼い主にとってもこれ以上ない幸せです。




愛犬との間にしっかりとした信頼関係を築くためにも、がんばってくださいね。



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それでは今後ともよろしくお願いいたします。




遠藤ユキオでした。