ドッグアドバイザー、遠藤ユキオです。
今回は犬の要求吠えの改善方法について説明していきます。
以前にも無駄吠えの記事を投稿しましたが、犬のしつけの悩みの中で要求吠えに関するものが非常に多いため、今回はもっと深掘りしていきたいと思います。
こちらの記事も参考にしてください。
それでは、犬の要求吠えの原因とやめさせるコツを見ていきましょう。
犬の要求吠えとは?
犬との共同生活における悩みで一番多いのが無駄吠えに関するものです。
要求吠えとは無駄吠えの一種で、犬が「〇〇をして欲しい!」と飼い主に要求するために吠える行為のことです。
可愛い愛犬に何かを求められると応えたくなってしまうものですが、それは厳禁です。
要求吠えは言ってしまえば「犬のわがまま」です。
犬のわがままに付き合ってしまうと、犬はどんどん横暴な性格になっていき要求吠えも悪化していきます。
ですので、犬が要求吠えをする原因を探り、改善していく必要があります。
犬の要求吠えの5つの原因
まずは犬が要求吠えをする原因を探る必要があります。
原因が分からなければ改善方法もわかりません。
犬の要求吠えの原因は大きく分けて5つあります。
原因1:恐怖
第1の原因は恐怖です。
犬は恐怖を感じた時に警戒の意味を込めて吠えることが多いです。
自分や自分のテリトリーを守ろうとしているのです。
犬が恐怖を抱くのは、大きな音や耳障りな音、未知のものに触れた時などです。
未知のものというのは、人や場所、状況など様々です。
未知のものを恐れるというのは、犬に限らず人間を含めたほとんどの動物の本能なので、共感しやすいのではないでしょうか?
原因2:痛み
第2の原因は痛みです。
体のどこかに痛みや違和感がある時、飼い主に訴えかけるために吠えることがあります。
これはしつけとは無関係なので、普段から犬の様子をよく観察したり、体を触ったりしてどこか異常がないか気をつけてあげてください。
犬の体に異常を見つけたらすぐに動物病院に連れて行きましょう。
原因3:興奮
第3の原因は興奮です。
犬はそれぞれの性格で差はありますが、興奮することが多い動物です。
嬉しかったり、怒ったりした時に激しく吠える時があります。
どんどんエスカレートして吠え続けると、犬自身もなぜ自分が吠えているのか分からなくなっていきます。
原因4:遊んで欲しい
原因4は遊んで欲しかったり、構ってほしい時です。
飼い主に遊んで欲しかったり、おやつが欲しかったり、構って欲しかったりという要求のために吠えることがあります。
要求吠えで最も問題になる原因でもあります。
犬を甘やかして育てるとどんどん悪化するので毅然とした態度で犬と接する必要があります。
原因5:老化
原因5は老化によるものです。
老犬になると痴呆症が進み、自分が何をやっているのかすぐに忘れてしまい、それを要求するために吠えてしまうことがあります。
薬で多少改善することもあるので、動物病院に連れて行きましょう。
犬の要求吠えをやめさせるコツ
犬の要求吠えの原因を特定できたでしょうか?
原因が分かったなら、次は改善方法です。
それぞれの原因ごとの改善方法を確認していきましょう。
痛みや老化が原因の場合
犬の要求吠えが痛みや老化が原因の場合は、飼い主が何かしてあげることはできません。
すぐに動物病院に連れて行って、医者に診てもらいましょう。
恐怖や興奮が原因の場合
恐怖や興奮が原因の場合は、犬の気持ちを落ち着ける必要があります。
犬のしつけにおいて無視するのは非常に有効な手段ですが、恐怖や興奮による要求吠えの場合は無視してもあまり意味がありません。
犬を落ち着けるためには、「おすわり」や「ふせ」などの命令が有効です。
クレートトレーニングが完了してるなら、クレートに入れるのもとてもおすすめです。
上記の命令ができなくて、どうしようもない場合はおやつで誘導したり、抱きかかえたりしてサークルやケージに多少無理矢理でも戻してあげるといいでしょう。
また、犬が特定の音に過剰に反応するのなら、録音してその音を毎日聞かせるのもひとつの手です。
犬はその音が非日常で刺激があるから反応しているので、日常のものになってしまえば吠えなくなる可能性が高いです。
遊んで欲しいという要求が原因の場合
遊んで欲しい、構ってほしいという要求が原因の場合は、無視するのが有効です。
かわいそうと思うかもしれませんが、犬のわがままに反応してしまうと、犬は「吠えれば要求が通る!」と学習してしまい、とても横暴な性格になってしまいます。
無視のコツは犬と目を合わせないことです。
また、犬に構わずに別の部屋に行ってしまうのも有効です。
と言ってもこれは口で言うほど簡単ではなく、無視されても犬の性格によっては、長時間延々と吠え続ける可能性があります。
それでも構ってしまうと台無しなので、犬との我慢くらべになります。
辛くても徹底的に無視しましょう。
生活リズムをあえて崩すテクニック
最後に要求吠え対策に有効なテクニックを一つ紹介します。
毎日まったく同じ時間にごはんを与えたり散歩に行ってると、犬は飼い主の行動を先読みして要求吠えをしてくることがあります。
はやくごはんをくれ!散歩に行こう!といった感じですね。
その場合はあえて時間をずらして生活リズムを崩すといいです。
毎日30分くらいずらしていると、犬は飼い主の行動を予測できなくなり、要求吠えを諦める可能性が高いです。
まとめ
要求吠えで悩む飼い主はとても多いですが、改善は根気がいります。
犬に対して毅然とした態度で接し、主従関係をしっかりと作り上げることが大事です。
時間はかかると思いますが、諦めずに頑張ってみてください。
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遠藤ユキオでした。