ドッグアドバイザー、遠藤ユキオです。
今回は「気になる無駄吠えを安全かつ効果的に抑止」と宣伝されている、
ベーシックバークコントロール
をレビューしていきます。
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ペットセーフ
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無駄吠え防止首輪は効果があるかももちろん気になるところですが、一番気になるのは犬にとって安全かどうかですよね。
ベーシックバークコントロールは本当に安全なのか、効果と機能を調べてみました。
ベーシックバークコントロールとは?
ベーシックバークコントロールは米国メーカーブランドのペットセーフから発売されている無駄吠え防止首輪です。
犬が吠えた時のノドの振動を感知して微弱な低周波パルス(静電気)を発生させて無駄吠えを抑制するという作りになっています。
低周波パルスは6段階に調節できて、必要のない時は機能をON/OFFにすることもできるようになっています。
ベーシックバークコントロールの機能
ベーシックバークコントロールは犬に取り付けるだけで自動的に機能するシンプルな作りになっています。
そんなベーシックバークコントロールの機能を見ていきましょう。
全犬種に対応
ベーシックバークコントロールは全犬種、全年齢に対応していると書いてあります。
しかし、同時に生後6ヶ月以上、体重2.7kg以上、首回りが20cm~70cmの犬、とも書かれているので完全に全ての犬というわけではありません。
生まれて間もない子犬は当然ダメですし、体重2.7kg以上も全ての犬が当てはまるわけではありません。
チワワやポメラニアンのような小型犬の中でも特に小さい犬は成犬であっても体重2.7kg以下になることは珍しくありません。
なので小型犬を飼っている人は購入する時に気を付けましょう。
6段階の低周波パルス自動調節機能
ベーシックバークコントロールには6段階の低周波パルス自動調節機能があります。
まず、犬が一回吠えると最低レベルで低周波パルスが発生します。
その後犬が1回目の30秒以内に吠えると1段階上がって低周波パルスが発生していくようになっています。
逆に30秒以内に吠えなかった場合は段階リセットされて最低レベルに落ちます。
分かりやすく説明すると犬が連続で吠えると、どんどん段階が上がっていくということですね。
また、安全のために50秒以内に15回以上吠えた場合は機能が3分間だけ停止するようになっているようです。
バッテリー切れ警告ランプと動作状態表示ランプを搭載
ベーシックバークコントロールにはバッテリー切れ警告ランプが付いているので、いつ電池が切れるのかすぐに分かるようになっています。
また、使用中は動作状態表示ランプが点灯するので、正常に機能してるかどうかもわかるようになっています。
こういう道具は意外と「ちゃんと動作してるの?」という疑問に思う人も多いので、地味ですが嬉しい機能でしょう。
ベーシックバークコントロールは本当に安全?
ベーシックバークコントロールは本当に安全なのでしょうか?
低周波パルス(静電気)を発生させる無駄吠え防止首輪は数多く発売されていますが、どのメーカーも安全だと宣伝しています。
ベーシックバークコントロールも肉体的な危害だけでなく精神的にもストレスを残さないように科学的に証明されている…とのことです。
その一方で、使用上の注意に愛犬に1日12時間以上装着しないでください、湿疹や皮膚の異常がないか毎日確認してください、異常を発見したら使用を中止してください、とも書かれています。
もちろんこういった注意書きはあらゆる製品にあるものですし、万が一を想定したものではあります。
しかし、僕個人の意見としましては、やはり静電気で多少なりとも痛みを発生させて犬をしつけるやり方は推奨したくありません。
ベーシックバークコントロールに使われてる電池は何?
ベーシックバークコントロールに使われている電池は、市販されているリチウム電池CR2032が2個です。
最初はベーシックバークコントロール本体に2個電池が付いてきますが、無くなったら買い替えましょう。
交換時期は使用頻度が激しいトレーニング開始時は1~3ヵ月、その後は3~6ヵ月となっていて、結構電池の消費は激しいようです。
ベーシックバークコントロールの使い方
ベーシックバークコントロールの使い方ですが、まず気を付けることは、首輪をきつく締めすぎないことです。
こういった首輪は内側にセンサーになる突起物が付いているため、想像以上に犬の首を圧迫します。
最悪の場合、接触部分が圧壊壊死を起こす危険性があるので注意しましょう。
ベーシックバークコントロールの取り付け方ですが、まず電池を装着してスイッチがOFFになってるのを確認してください。
その後、犬をリラックスさせてから首輪の内側の接点が皮膚に触れるように取り付けます。
犬の毛が多すぎる場合ははさみで少しカットしましょう。
(カミソリで剃ると皮膚炎になる可能性があるのでNG)
最後に首輪の接点と首の間に指を入れてチェックしましょう。
指が一本入るくらいがベストの状態です。
その後はスイッチをONにすれば自動で作動します。
ベーシックバークコントロールは効果ある?口コミを調べてみました
ベーシックバークコントロールは効果があるのでしょうか?
実際に使用した人たちの口コミを調べてみました。
良い口コミ
購入して3日、家族以外に吠える犬でしたが、吠える回数が減りました。
吠えたあとに「キャイン」と鳴くので可哀想ですが、教育と思い付けています。
その後2週間ほど経ちましたがずいぶん大人しくなりました。
ご近所の人たちも急に静かになったので驚いていました。
バークコントロールを初めてつけたときはちょっと吠えましたがその後はまったく吠えません。
効果はあるのですが、ちょっとかわいそうなくらいです。
吠え声だけじゃなく激しい動きにも反応するらしく、犬の元気がなくなってしまいました。
結局付けると吠えない、元気がない、付けないと吠えるの繰り返しです…。
効果は確かにありますが、しつけにはなってません。
外飼いしてる犬に付けているのですが、機械が作動するとびっくりして鳴き止みます。
それ以降はスイッチを入れてなくても吠えなくなり抑制効果になっています。
しかしバークコントロールを付けてないと犬も分かっているのか吠えてしまいます。
この商品は無駄吠えを根本的に治すのではなく抑制するためのものだと思います。
これに頼っていてはこれを卒業できないな、って感想です。
付けている間は効果あるが、根本的な解決になってない、という口コミが多かったです。
また、やはり犬が痛がって可哀想だという感想も多かったです。
メーカーがどれだけ安全性を主張していても、実際の生の感想が大事だと僕は思います。
悪い口コミ
うちの子が臆病で知らない人や車に吠えまくるのをなんとかしたくて購入。
取り付けは簡単で、あまり嫌がることなく付けさせてくれました。
最初は違和感があるようでしたが、付けていると吠える声がかすれてきました。
「これは効果ある!」と思ったのも一瞬で吠え続けてしまいました…。
電気自体は発生してるみたいですが、全然気にしてません。
付ける部分の毛をカットしてみても効果なし。
どうやらうちの子には合わなかったようで、残念です。
うちの犬はラブラドールなんですが、大型犬のせいなのか静電気に慣れてしまい、無駄吠えは止められませんでした。
また、付けているうちにセンサーがノドからずり落ちていくのも原因の一つかなと思います。
きっちり首の位置に気を付けないと作動しません。
それと説明書の電池の付け方やスイッチの説明がわかりづらいです。
特にスイッチはオンオフで説明してるのに1と0だったりわけがわかりません。
よく吠える柴犬のしつけのために試しに買ってみました。
付けて吠えた時、「キャィーン!」というひどい鳴き声を上げてしまいました。
その後再びつけてみようとすると、ガタガタ震えだして私に抱っこをせがみ、完全に怯えています…。
正直使ったのを後悔しています。
もう一匹飼っていて、その子にも使うつもりでしたが、かわいそうでとても使うことができません。
効果があるかどうかは別として、想像以上に犬が痛がってショックを受けたという口コミが多かったです。
また、説明書の字が小さい、読みづらいという意見もちらほらありました。
特にONとOFFの表記がなぜか1と0になっており、1=ON、0=OFF、とのことなので気を付けましょう。
まとめ
ベーシックバークコントロールは無駄吠えの根本的な解決にはならないようです。
そして、やはり痛みで犬をしつけるのは良くないと僕は思います。
痛みを与えずにしつける方法もあるので個人的にはそちらを推奨します。
⇒【ネタバレ】イヌバーシティは効果がない?内容と評判を徹底レビュー!
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遠藤ユキオでした。